取引ガイドライン

年少者・児童の出演に関するガイドライン

趣旨

「年少者・児童の出演に関するガイドライン」は子供モデル・タレントの需要の増加と低年齢化に対応して、子供たちの保護と健全に育むマネジメントを目的に作成しております。
肖像財産権(パブリシティ権)についての理解と企業間の取引におけるルール、注意点をまとめた「ガイドライン」と同様、マネジメントや制作に関わる皆様方の共通認識としてください。

子役は、映画・テレビ・伝統芸能など、メディア・エンターテインメントに欠かすことのできない存在であり、多くの子供たちが将来を夢見て演技やダンスなどのレッスンに励んでいます。
乳幼児、小学生はもちろんですが、意思決定能力が十分に備わっているものと考えがちな中高生であっても、未成年者であることと社会経験の乏しい子供であるということを念頭に置いて下さい。また、子供たちには成長の過程でタレントやモデル以外の道も選択肢に加わります。幼くして活躍し脚光を浴びた子供でも、普通の社会生活が送れるよう義務教育を受け進学できるように育むことが大人達の責務であると考えます。

アイドルの低年齢化、子供タレントの活躍によりタレントやモデルを目指す子供たちのすそ野は広がっています。社会の関心も高いことから、ひとたび、子供の出演者が事故や事件に巻き込まれた場合には、使用者や養成機関、マネジメント会社が様々な角度から責任を問われることが想定されます。

当協会は、企業として、大人として、法律や条令に反することなく子供たちの夢の実現をサポートし、健全に育むことをマネジメントの基本姿勢としていただくよう関係各位にお願いいたします。

※本ガイドラインの他、出演者の所属する事務所の規約に従ってください

安全管理

◎乳幼児・児童(特に12歳未満)は、原則オーディション・現場に保護者が付き添います。出演者本人はもとより付き添う者も含め、現場での安全管理に配慮してください。
◎現場の状況に応じて、付き添う者も傷害保険等の補償対象としてください。
◎出演終了後、深夜に未成年者が独り歩きにならないよう配慮してください。
◎オーディションは子供たちの就寝時間を考慮し、遅い時間からのスタートは止めてください。

乳幼児

◎生後1年に満たない乳児の場合は、移動・待機・撮影や収録などの本番に要する時間が身体の負担にならないようにし、帯同する母親の体調にも配慮してください。
◎乳幼児は、日常の生活パターンを考慮した香盤スケジュールにしていただき、必要に応じて、仮眠(お昼寝)や休憩ができる控室を準備してください。

児童

◎義務教育の過程にある児童は就学を優先してください。
◎長期公演の場合は、所属事務所と相談の上、必要な届出等を行ってください。
◎特別な事情により早朝に撮影等をする場合は、就学に支障をきたすことのない曜日にしてください。
◎児童等の健全育成のため、公序良俗に反する表現(暴力・性描写・いじめ・差別・飲酒・喫煙など)がある出演はお断りする場合がございます。

映画・ドラマの演出上必要な場合は、心の負担にならないように特段の配慮をお願いいたします。

拘束時間について

◎ロケ地への移動、待機・休憩・本番を総合し、拘束時間に配慮してください。
◎撮影や収録現場における拘束時間は、年齢と個々の耐久力(身体的・精神的)を考慮し、下記の時間を参考にスケジュールを作成してください。
◎児童にあっては就学時間を優先してください。

乳児(1歳未満) 2時間以内
幼児(6歳未満) 3時間以内
児童(小学校低学年) 4時間以内
児童(小学生高学年〜中学生) 6時間以内

個人情報の保護

◎緊急時用に取得した個人情報は濫用されないよう管理してください。

出演時間

テレビ番組や演劇などのライブ上演では労働基準法に則り、年少者・児童の出演時間を制限しています。広告制作等においても配慮してください。

年少者 22:00〜翌5:00 就労禁止
児童 20:00〜翌5:00 就労禁止

労働基準法が規定する年少者・児童の年齢

年少者 = 満18歳未満の者
児童  = 満15歳に達した日以降の最初の3月31日までの者